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【アベノミクス偽装】 安倍首相は「実質賃金マイナス」を知らなかった 

 「総理は実質賃金がマイナスだとの認識がないんじゃないか。厚労大臣の責任は重い」・・・きょう、国会内で開かれた野党5党による政府(厚労省、総務省など)からのヒアリングで、原口一博議員が指摘した。  原口議員は「(知り合い …
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原口一博議員は黒塗りの書類をかざしながら「アベノミクス偽装」の核心に迫った。=29日、衆院16控室 撮影:田中龍作=

「原発安全神話」と「アベノミクス神話」 伝道師はマスコミだった

 今となっては悪質なジョークだが、福島の過酷事故(2011年)以前には「原発は事故を起こさない」という「安全神話」が大手を振って歩いていた。神話を国民の頭に刷り込んだ伝道師はマスコミだった。理由はあらためて言うまでもない …
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福島みずほ議員(社民)は2015年、政府提出の安保法制を「戦争法」と名付けた。今回の「アベノミクス偽」装も人口に膾炙するだろう。=22日、衆院16控室 撮影:田中龍作=

【アベノミクス偽装】実質賃金はマイナスだった 安倍首相が世界に大ウソ

 「21年ぶりの記録的な賃金上昇」…安倍政権が御用マスコミを使って一斉に報じさせた2018年6月の賃金統計 ―  ところが実際はその逆で惨憺たるものだった。2018年の実質賃金の伸び率はマイナスだったことが、野党議員の追 …
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政府から「実質賃金はマイナスだった」とする答弁を引き出した山井和則議員。=25日、衆院16控室 撮影:田中龍作=

自由党と国民民主が統一会派で合意 原発で社民離脱、大きな塊とはならず

 リベラル勢力の大量討ち死にとなった一昨年秋の「民進党と希望の党の合併劇」を思い出した。場所も全く同じ、旧民進党本部だ。  国民民主党の玉木雄一郎代表は、けさ9時30分から開かれた党の両院議員総会で、自由党と衆参で統一会 …
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大塚耕平・前共同代表は目をつぶり平静を装った。=24日午前9時30分頃、永田町 撮影:田中龍作=

国民民主・玉木代表、自由党との合流から後退 「統一会派ありきではない」

 国民民主党の玉木雄一郎代表は、先ほど午後2時過ぎから記者会見し、自由党との合流について「統一会派ありきではない」「数合わせありきではない」と述べた。新聞各紙の朝刊報道にあるような「合流で大筋合意」から大きく後退した。 …
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記者会見する玉木代表。自由党との合流について問われると「いろいろな選択肢がある」を繰り返した。=23日午後2時30分頃、衆院第4控室 撮影:田中龍作=

【アベノミクス偽装】マスコミが総裁選直前に一斉報道「賃金上昇」「GDP増」

 「賃金上昇、21年ぶり記録的な伸び」。2018年10月7日の夕刊と翌8日の朝刊で新聞各社が一斉に報じた。  「21年ぶり」などという数字を記者が調べきれるはずがない。各社一斉横並びは、記者クラブメディアが役所の広報を受 …
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各虚構の賃金上昇を受けてのGDP増。こちらの虚構も各紙一斉に報道した(8月10日夕刊)

【賃上げ偽装】 麻生財務大臣が暗黙の指示、安倍首相も同席

 厚労省が不正な手法で「毎月勤労統計の賃上げ偽装」に手を染めたのは、麻生太郎副総理兼財務大臣が暗黙の指示を出し、官僚がそれを忖度した・・・その可能性が極めて濃くなった。  きょう21日、国会内であった厚労省、総務省などか …
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山井和則議員は麻生大臣による「暗黙の指示」を追及した。民主党政権時に厚労政務官を務めただけあって厚労省の手の内を知り抜いている。=21日、衆院第16控室 撮影:田中龍作=

「賃上げ偽装」 なぜか総裁選直前に高い伸び

 昨年3月、自民党大会で安倍首相は誇らしげに語った―  「地方に行った時、ある青年から言われたんですよ。安倍さん、給料が上がったんで、発泡酒じゃなくてビールが飲めるようになったんですよ。外に飲みに行けるようになったんです …
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自民党大会(昨年3月)。安倍首相は得意のウソで「賃金上昇」を強調した。=都内 撮影:田中龍作=

「賃金上昇」のウソ明らかに アベノミクスの演出と不正勤労統計

 「不正な勤労統計調査は2004年に始まったもので、安倍政権の直接的な責任ではありません。この間には民主党政権もあります」・・・安倍首相が国会で虚偽答弁する姿が目に浮かぶ。  確かに始まったのは小泉政権時だ。以来、不正統 …
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「給料が上がったので(労働者は)発泡酒がビールになり、外で飲めるようになった」と安倍首相。得意のウソで自画自賛した。=2018年3月、自民党大会 都内 撮影:田中龍作=

ゴーン長期勾留 黄色いベスト「外に出すな、もっと入れておけ」

 特別背任の容疑で再逮捕されたカルロス・ゴーン容疑者の勾留理由の開示請求裁判がきょう午前、東京地裁であった。  東京地検の無理筋であることが日増しに濃厚になっているのにもかかわらず、マスコミは検察と日産のリークに基づいて …
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入廷するゴーン容疑者の弁護士は、東京地検の特捜部長だった大鶴基成氏。冤罪の手口を知るがゆえに見込まれたのか。=8日午前9時20分頃、東京地裁前 撮影:田中龍作=