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デニー知事訪米 「アメリカの皆さんに直に訴えたい」

 沖縄県の玉城デニー知事が11日からの訪米を前にきょう、都内で記者会見した。  知事選出馬前に「日本とアメリカ、2つの国にルーツを持つ自分が知事になって、アメリカにも半分は言う事を聞いてもらう」と田中龍作ジャーナルの単独 …
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夢は必ず叶う」とサイン帳にしたためたデニー知事。母子家庭出身の知事のことをオキナワンドリームと呼ぶ人もいる。=9日、外国特派員協会 撮影:田中龍作=

沖縄県民「デニーさんも気をつけないと」

 鳩山首相が防衛・外務官僚に騙されて、公約の「最低でも県外」を断念せざるを得なくなった・・・現職官僚(当時)の責任がようやく国会で取り上げられるようになった。  「騙されたのは鳩山さんだけじゃなかった」。憤るのは沖縄の島 …
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所信表明をする玉城デニー知事。訪米し、辺野古新基地の建設に反対する沖縄の民意を米国政府にぶつける。=10月16日、沖縄県議会 撮影:田中龍作=

「最低でも県外」 沖縄県副知事 “県民の頭の中に革命が起きた”

 沖縄の民意は「辺野古埋め立てにノー」と叫んでいるにもかかわらず、政府はきょう1日、埋め立て工事を再開した。  「最低でも県外」と説いていた鳩山首相が官僚に騙されなかったら、辺野古はジュゴンとサンゴの海のままだったのであ …
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自らの手で埋め立て承認を撤回した沖縄県の謝花副知事は、怒りに満ちた表情だった。悲愴にも見えた。=10月30日、衆院第16控室 撮影:筆者=

政府、辺野古埋め立て再開へ デニー知事誕生から1ヵ月後

 翁長前知事が命と引き換えに表明した「辺野古埋め立て承認の撤回」。石井啓一国交相はけさ、承認撤回の効力を停止する決定を下した。決定を受け、防衛省は明日にも埋め立て工事の再開命令を出す。  上京中の謝花喜一郎・沖縄県副知事 …
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謝花喜一郎副知事。死の4日前に翁長知事から「君に頼む」と言われ「埋め立て承認撤回の手続き」を取った。=30日、衆院第16控室 撮影:筆者=

沖縄の選挙が教えるもの 「排除の論理はとらない」

 オール沖縄が負ければ、安倍官邸に抗する勢力はなくなる・・・悲愴な覚悟で沖縄取材に入ったのは炎暑の8月だった。取材が終わると季節は秋になっていた。激動の3ヵ月を振り返る―  独裁政治の完遂を寸前で食い止め、オール沖縄を圧 …
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共産党の赤嶺政賢衆院議員が元自民党の仲里利信前衆院議員の肩を抱いて談笑する。オール沖縄の凄みだ。=8月31日、玉城陣営の決起集会 撮影:筆者=

学会員が人間性回復した沖縄の選挙 参院選までマグマは滾り続ける

 オール沖縄候補と自公候補の一騎打ちとなった沖縄県知事選挙と同じ構図の那覇市長選挙は、きょう投開票が行われ、オール沖縄が推す城間みきこ候補が当選を確実にした。  午後8時、投票箱のフタが閉まると同時に、慎重なNHKが当選 …
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当選確実が出ると城間候補(左)は玉城知事とともにカチャーシーを舞って喜びを爆発させた。=21日午後8時頃、城間陣営選挙事務所 撮影:田中龍作=

【学会のいない選挙】公明党・遠山清彦幹事長代理の演説に聴衆ゼロ オール沖縄候補は1千人超

 オール沖縄候補の圧勝と自公候補の惨敗に終わった県知事選挙よりも、さらに衝撃的な光景が県都那覇で展開された。  きょう17日、自公維が推すオナガ政俊候補の応援に公明党沖縄方面本部長の遠山清彦幹事長代理が入った。公明党大幹 …
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聴衆なき街頭演説。いるのはマスコミだけ。それも3~4人だ。左から2番目が遠山清彦幹事長代理。=17日午後4時30分頃、那覇市水道局前 撮影:田中龍作=

デニー知事、議会デビュー 「ぶれないよ~」姿勢貫く

 沖縄県議会10月定例会がきょうから始まり、玉城デニー知事が初めて県議会に臨んだ。議場に姿を見せた知事は、ほんの数秒、自分の席を探したが、落ち着いた足取りで自席に着いた。  所信表明演説では故翁長知事の政治哲学であった「 …
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所信表明をする玉城デニー知事。平易な言葉のなかに平和を希求し弱者を取り残さない政治哲学が貫かれていた。=16日、沖縄県議会 撮影:田中龍作=

【学会のいない選挙】豊見城市長選~自民系現職、公明の自主投票と分裂選挙で惨敗 オール沖縄が辛勝

 玉城デニー知事就任後初となる選挙は、オール沖縄の辛勝となった。任期満了に伴う豊見城市の市長選挙は14日、投開票が行われ、オール沖縄勢力が推す山川仁候補(44歳)が、自民党系の現職と新人を破り、初当選した。  現職の宜保 …
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NHKの当選確実が出ると、山川候補(手前)は玉城知事らとカチャーシーを舞って喜びを爆発させた。=14日午後10時20分頃、山川陣営開票センター 撮影:筆者=

【学会のいない選挙】自民弁士「期日前投票」呼びかけず 

 きょう那覇市長選挙が告示された。県知事選同様、オール沖縄と自公の一騎打ちとなるが、大きく違うのは創価学会の支援がないことだ。集票マシーンを失った自民陣営は、選挙戦をどう闘うのか。  自民党沖縄県議会の重鎮だった翁長政俊 …
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公明党の金城勉・沖縄県本部幹事長(右)は、自民党のオナガ政俊候補と目を合わせなかった。=14日、出陣式 撮影:筆者=