日本の首都東京の都議会は小学校の学級会以下であることが分かった。
学級委員長が質問に答えてくれないので、骨のある子が「委員長はなんで答えてくれないの?」と追及したところ、委員長の取り巻きから「よくない発言だ」と決めつけられ、追及自体がなかったことにされたのだ。言論が抹殺されたのである。
事は13日の予算特別委員会で起きた。
小池知事が答弁に立たず都の幹部に答えさせる答弁拒否が頻発していることについて触れ、関口健太郎議員(立憲民主党)が次のように追及した―
「厳しい質問や耳障りな質問に対して知事は答弁拒否している。耳障りな議員の質問は排除するのか」と。
すると自民・公明・都ファから「不穏当な発言であり容認できるものではない」として議事録から削除する動議が出た。
動議は数の力で可決された。
だが本人の申し出がないと削除できない、という議運の申し合わせがあった。
当然、関口議員は応じず、発言は議事録に残った。
だが一方で自民・公明・都ファが提案した「関口健太郎委員の不穏当な発言の取り消しを求める動議」の可決も存続しているのである。
議員が議員の発言を抹殺する。議会人として自殺行為である。自・公・都ファの議員は愚かしさの極みである。
解散総選挙がいつあるか分からない。選挙で味方につければこの上なく心強い小池氏の機嫌をとっておきたい。自民と公明はそんな意識が働いたのだろう。
都議会を先取りしているのが、知事の記者会見である。出席できるのは記者クラブ加盟社のみ。それ以外は記者クラブ幹事社が認めたジャーナリストのみのオンライン参加となる。
耳障りな質問は一切出ないような仕組みになっているのだ。
万万万が一、小池ゆりこ氏が総理になったら、自らが手を下さずとも言論弾圧が可能な独裁体制になるだろう。
~終わり~
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《読者の皆様》
パレスチナ→能登震災→柏崎原発→京都市長選挙と、昨年末から借金が続いております。赤字に次ぐ赤字です。