衆院香川1区。映画「なぜ君は総理大臣になれないのか」、対談集「時給はいつも最低賃金、これって私のせいですか? 国会議員に聞いてみた。」でおなじみとなった小川淳也議員(立憲・比例復活)と平井卓也前デジタル担当相(自民)が激突する。前回(2017年)は1千票差で平井が逃げ切った。
平井は電通出身。一族は地元新聞社、放送局、証券会社、観光会社などを支配してきた。香川のルパート・マードックといわれる所以である。
小川が平井を破り、選挙区当選を果たせば立憲の代表選挙に立つ「権利」ができる。
枝野代表記者会見で司会をしていた小川から「田中さん」と指名されたことがある。名刺交換をした訳でもないのに、一介のフリー記者の名前を憶えていたのである。多数の人の名前を早く正確に覚えることは大政治家となる必須要件だ。
もっと驚いたのがエスカレーターで目線が合った際、小川の方で先に頭を下げてきたことだった。繰り返すが田中は立憲では迷惑案件のフリー記者なのである。
小川が代表になれば立憲執行部の暗くて薄ら寒いイメージはガラリと変わる。総務官僚出身の政策通。何より経済に明るい。ここが現代表との大きな違いだ。政権交代も夢ではなくなる。(文中敬称略)
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小川議員と平井前デジタル大臣との一騎打ちをリポートするためには、瀬戸内海を渡らなければなりません。コロナ禍で財政厳しき折『田中龍作ジャーナル』には交通費がありません。
何とぞお力添え下さい。
~終わり~