「新型コロナの感染拡大を防ぐためにも午後8時を過ぎての不要不急の外出はお控え下さい」・・・新宿歌舞伎町の入り口に立ち、トラメガで呼び掛けているのは新宿区役所から委託を受けた係員だ。
緊急事態宣言下、お上の要請で自粛を迫られているため夜の歌舞伎町は閑散としていた。
日本有数の繁華街は家賃も高い。早い時刻に店を閉じれば、売り上げは激減する。1日数万円の補償金では引き合わない。当然、潰れる店が相次ぐ。
庶民には拷問にも等しい自粛を強いておきながら、羽根を伸ばして楽しんでいる人たちがいる。
政権与党である自公の先生だ。それも幹部である。週刊誌がスッパ抜いた。
自民党国対委員長代理の松本純議員は、18日夜、銀座のクラブをハシゴ。(週刊新潮)
公明党幹事長代理の遠山清彦議員は、22日深夜まで、銀座の高級クラブで過ごした。(週刊文春)
長引くコロナ禍に追い討ちをかける緊急事態宣言で経済は逼迫し、収入が激減した国民は青息吐息だ。
それを尻目に上級国民は我が世の春を謳歌する。
~終わり~
◇
『田中龍作ジャーナル』はトコトン生活者目線で権力の驕慢を追及します。取材費は読者の御ご支援により賄われています。↓