「また聞きのまた聞き」として安倍首相周辺がヤッキになって否定する「愛媛文書」 ― その信ぴょう性を裏付ける今治市の公文書が見つかった。加計疑惑の追及を続ける今治市民が一昨年、情報公開請求で入手した膨大な資料の中から探し出した。
今治市の公文書とは、2013年(平成25年)12月17日に菅良二・今治市長が東京に出張し文科省を訪問したことを記録したもの。この日の12時25分、松山空港発のANA592便で羽田に15時45分着。17時15分に文科省2階ロビーで愛媛県と待ち合わせ・・・などと克明に記されている。
「今治文書」が信ぴょう性を裏づける「愛媛文書」(平成27年3月地域政策課作成)はこうだ-
“1 今治市と加計学園関係者との獣医師養成系大学の設置に係る協議結果(3/15同市役所で実施)概要について、次のとおり報告があった。柳瀬首相秘書官と加計学園の協議日程について(2/25の学園理事長と総理との面会を受け、同秘書官から資料提出の指示あり)”
“(2)柳瀬首相秘書官への提出資料について
(市)県・市作成資料(25年12月副知事と市長の文科省訪問時の資料)と学園作成の大学構想資料とを区分して提出願いたい。“
2013年(平成25年12月)、愛媛県の副知事が今治市長とともに加計学園の設置をめぐって文科省を訪れたことは、今治市の公文書に記録されているのである。今治文書と愛媛文書は符合するのだ。
この愛媛文書には「加計理事長と総理が面会した」ことも、「県と市は柳瀬秘書官から詳細に指示を受けていた」ことも当たり前のように記載されている。
安倍首相周辺は愛媛県をウソつき扱いするが、愛媛県と共に柳瀬首相補佐官と調整を続けていた今治市が公文書として記録しているのだ。市の文書からは、愛媛文書が真実を述べていることがわかる。
今治市は上記の公文書を「破棄した」としているが、2年前に情報開示しているのである。情報公開請求した市内の男性は、今治市が押印した「情報開示決定通知書」(平成28年7月13日付け)を持つ。安倍首相周辺はそれでも「怪文書」扱いするのだろうか。
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