希望の党が「濡れ手で粟」を目論んでいた民進党の貯金150億円 -
巨額マネーの行方に関心が集まるなか、民進党党員が近く、前原誠司代表と大島敦幹事長に公開質問状を出す。公示日前に記者会見すべく準備を進めている。
「150億円の行方を明確にせよ。両院総会の議事録を明らかにせよ。党大会を開け」とする内容だ。
民進党党員とは区議会議員を務めた経験もあるTさん。現在、弁護士と共に問題点の洗い出しを進めている。法的な瑕疵があれば告訴・告発も辞さない構えだ。
Tさんは民主党・民進党の党員として10年あまり年6,000円の党費を払い続けてきた。
「人のサイフに手を突っ込んでくる嫌なヤツ・・・10年以上も党費を払ってきて、一円たりとも渡したくないですよ」。Tさんは吐き捨てるように言った。
民進党の貯金150億円には政党助成金が含まれる。原資は国民の税金だ。「私たちの血税がどう使われたのか?」国民も民進党に対して情報の公開を求める権利がある。
民進党は立候補者1人につき、供託600万円と選挙資金1,500万円を支給する。
希望の党の第1次公認リストが昨日(3日)、発表された。民進党から合流した110人が立候補する。
少なくとも23億円がすでに希望の党の選挙に使われたことになる。民進党に残った貯金は単純計算して127億円。100億円を超す巨額マネーはこれからどうなるのか。
もし今回、参議院議員も含めて全面合併していたら150億円は まるまる 希望の党に渡っていたのである。
Tさんは「前原さんが騙されていたら小池さんの詐欺。前原さんが騙されていなかったら前原さんの背任」と口を真一文字に結んだ。
選挙後、民進党は今後の党運営をめぐって、党籍のある参院議員と前原代表で党大会を開くことになるだろう。そこで「希望の党と合併しましょう」ということになったら、小池代表は笑いが止まらないだろう。
残る127億円に加えて10月22日に国から振り込まれる政党助成金20数億が、希望の党に渡るのだから。
決して思い過ごしではない。9月28日の両院総会で民進党の議員さんたちは、希望の党への合流を満場一致で了承した“実績”があるのだ。
~終わり~