
カラーコーンの置かれた県庁内に初登庁する古謝新知事。異様な光景だ。=古謝氏本人のXより=
古謝げんた沖縄県新知事の初登庁を見てギョッとした。
県庁の庁舎内にカラーコーンが敷かれているのだ。古謝氏周辺への殺害予告があったと聞くが、それでも、屋内のカラーコーンなんて見たことがない。
田中は沖縄県庁に取材で出入りしていたが、デニー知事の時代にはこんなことなかった。今年5月、デニー知事に殺害予告が2度ほどあったが、カラーコーンが置かれたりはしなかった。
カラーコーンは、リベラル勢力が支えていたデニー県政と違うんだぞ、という当局の意志表示なのだろうか。

カラーコーン本来の使われ方。あくまでも屋外だ。=19日、官邸前 撮影:田中龍作=
沖縄県警本部は沖縄県庁に隣り合う。警察行政を司る国家公安委員長の葉梨康弘氏は、沖縄及び北方領土問題対策担当相でもある。何より警察官僚出身だ。
米軍(厳密には日本の防衛施設庁)がやんばるの原生林を切り拓いてヘリパッドを建設しようとした際(2016年)、大がかりな阻止闘争が起きた。
これに対して警察庁は全国の警察本部から機動隊を動員して、阻止闘争を徹底的に抑え込んだ。
闘争のリーダーだった山城博治・沖縄平和運動センター議長をはじめ大量の逮捕者を出した。田中の友人のカメラマンも警察にしょっぴかれた。かくいう田中も逮捕予定リストに入っていたそうだ。

はるか奥の赤い点滅灯が警察車両。全国の警察本部から動員された。車列は延々と続いていた。=2016年9月3日、東村赤橋南詰 撮影:田中龍作=
予算と人事を握る政治に警察は敏感だ。オール沖縄から自民党へと体制が変わった。
左翼やリベラル陣営に対する警察の取締まりは厳しくならないはずがない。
永田町と霞ヶ関に詳しい知人から警告された。「龍ちゃん、沖縄取材はこれまで通り行かないよ。気を付けておかないと逮捕されるよ」。
~終わり~
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