秋本真利衆院議員(自民・比例南関東)が風力発電事業を促すために国会で質問を繰り返した見返りに、風力発電会社から約3千万円を受け取っていたとして、東京地検特捜部は、きょう4日、秋本議員の事務所などを家宅捜索した。
政権が不祥事や政策の失敗で逆風が強まった時、判で押したように飛び出してくるのが「芸能人、スポーツ選手の覚せい剤事犯」だ。
これだとあまりに露骨だからだろうか。木原事件とマイナ保険証で支持率低下に喘ぐ岸田官邸は、敵対派閥の議員の収賄をぶつけてきた。秋本議員は菅グループ所属である。
自然エネルギー発電は原発利権に食い込めない政治家や業者にとって新分野の利権だ。当然、捜査当局は内偵を進める。
すでに一昨年あたりから、そこそこ名前のある政治家や有名人の名前が飛び交っていた。
太陽光発電をめぐってはタレントの三浦瑠麗氏の夫・清志被告が、3月に業務上横領で特捜部に逮捕・起訴されている。
秋本議員がいきなり、この時期というのはタイミングが良すぎる。
木原事件で菅(文春)陣営にやられ放しの岸田官邸が地検をせっついたと見るのが妥当だ。
秋本議員の場合、小物感が否めないが、小物だからこそ検察も事件着手できた。
~終わり~
◇
【読者の皆様】
田中龍作ジャーナルの財政事情が厳しくなっております。かなり危うい状態です。
読者お一人お一人のカンパに支えられながら続いてきました。
どうか田中龍作に独自取材を続けさせてください。
よろしくお願い申し上げます。 ↓