オーバーシュート(爆発的感染)を未然に防ぐには人と人を接触させないようにするのが得策だ。緊急事態宣言に基づく外出自粛である。
とはいっても人が動かなくなれば、経済に与える打撃は果てしなく大きい。
国民民主党の玉木雄一郎代表は、オーバーシュートは瀬戸際の状況にあるとして「緊急事態宣言を発すべき」とするが、2つの大きな条件をつけた。1日の記者会見で明らかにした。
・できれば72時間前、遅くとも48時間前に緊急事態宣言を出すということを国民に告知する。
職場のシフトはどうするのか? 業務の継続はどうするのか? があるからだ。
・減収補償をしっかりやる。
緊急事態宣言を出せば一定の経済活動の低迷があるからだ。
緊急事態宣言をめぐっては1日あるいは2日に発出されるとの情報がネット上を飛び交った。事前に漏れ過ぎたことから安倍首相が激怒し、延期になったとの説がある。
自民党の現金給付案はあれこれと条件がついてしかも不十分。なおかつ遅い。渡すべき人すべてに渡るのは連休明けと見られている。
国難に遭遇した時こそ、徹底した情報公開と国民目線の政策が求められる。
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