築地は保守色が濃い。河岸の旦那衆に自民党員がいたりするほどだ。一方で共産党への信頼もあつい。
共産党が一貫して豊洲への移転反対を掲げてきたからだ。今回の都議選で共産党は自らの候補者を下げて、森山たかし候補(無所属)の支持に回る。
きょうは小池晃書記局長が応援に入った。仲卸業者や女将さんたちが出迎えた。
前々回(09年)の都議選で仲卸の旦那たちは、豊洲移転を強力に進める自民党都連のドン・内田茂氏の落選運動を展開したほどだ。
運動は効を奏し内田氏は見事に落選した。自民党が自民党を落としたのである。
小池書記局長は築地の守護神である波除神社でマイクを握った。
「豊洲への移転をきっぱり止めさせる。日本のゼネコンの技術力をもってすれば、営業しながら築地を再整備できる」。
自らの候補者を立てなかった理由については「築地を守るという一点で候補者を下げた」と説明した。
小池知事は選挙目当てで築地を弄んできた。都知事選では「移転凍結」と言い、都議会選挙では「築地に市場機能を残す」と ぶちあげた。都民は明らかなウソに二度までもダマされるのだろうか?
築地移転反対は辺野古の基地建設反対と似ている。
自民党だった翁長知事のもと共産党、自由党、社民党が結束して辺野古の基地建設反対運動を展開している。
都議選で森山陣営を懸命に応援するのは魚河岸の旦那衆と共産党系の労働組合員だ。
守るべきものは守る。築地と辺野古には、右も左もないのである。
~終わり~
◇
『田中龍作ジャーナル』は読者が支えるメディアです。国家を私物化した安倍首相の権力犯罪を追及させて下さい… https://tanakaryusaku.jp/donation
◇
【写真集】「ソウル・韓国市民はこうして大統領を引きずり降ろした」「沖縄・高江の原生林破壊」「パレスチナ自治区ガザの虐殺」…https://note.mu/tanakaryusaku から入って下さい。
◇
郵便局まで行くのが難しい方々。海外在住の皆様。『田中龍作ジャーナル』はクレジットカードによるご支援も可能になりました…https://note.mu/tanakaryusaku を御利用下さい。
↓
タイトル【●●写真集】をクリック → 下にスクロール → [クリエーターをサポート]をクリック
◇
【求人】取材助手の一人が英国に留学したため、欠員が出ました。『田中龍作ジャーナル』では記者志望の学生を募集します。現場でメモやインタビューを録ってもらいます。
時給1500円(当日払い)交通費支給。就職実績:全国紙、大手通信社、出版社。詳しくは→ tanakaryusaku@gmail.com