舛添辞任を受けた東京都知事選挙に蓮舫・民進党代表代行の出馬が取り沙汰されている。本人もマンザラではなさそうだ。
新聞テレビの伝えっぷりは、あたかも野党の本命候補が蓮舫に決まったかのようだ。
マスコミに乗せられてはならない。産経新聞(17日付け)が一面トップに持ってきているところに、改憲勢力の作為がちらつく。
蓮舫が都知事選挙に出た場合、参院東京選挙区がどうなるかを冷静に考えなくてはならない。
選挙結果は護憲勢力が2(民進1=小川敏夫、共産1=山添拓)、改憲勢力が4(自民2、公明1、お維1)だろう。
場合によっては護憲勢力が1(共産)となる可能性もある。
民進党(当時民主党)は、前回(2013年)の参院選で1議席も獲得できなかったのだ。その頃と党勢は変わっていない。むしろ悪い。
参院全体で改憲勢力が3分の2議席を獲るとしても、辛うじてだろう。東京選挙区の「護憲1」は、改憲勢力に大きく力を貸すことになる。
蓮舫に代わって参院選で確実に勝てるタマ(候補者)を民進が持っているとは考えにくい。
蓮舫の都知事選出馬は、歴史のターニングポイントとなる危険性がある。民進党は乗せられてはならない。(敬称略)
~終わり~