住民団体や環境団体が、原発問題や沖縄基地問題などについて政府の施策を問う「対政府交渉」というのがある。
マスコミはほとんど報道しないが、田中が立ち会っただけでも100件はゆうに超える。この「対政府交渉」の窓口になっているのが、福島瑞穂事務所だ。
原発輸出、再稼働、辺野古の基地建設・・・対政府交渉では独断専行でズサン極まりないアベ政治の実態がモロバレになる。
福島が国会議員でなくなると、この対政府交渉もなくなるのだ。安倍政権にとって不都合な事実は闇に葬り去られる。
「瑞穂さんを落としたら世の中が真っ暗になる」。並々ならぬ危機感を抱く人々が選挙のボランティアスタッフを務める。炎天下、流れ落ちる汗を拭おうともせず、チラシを配り、プラカードを掲げる。
福島が当落線上にあることを知り、沖縄から駆けつけたフリージャーナリストがいる。アツシこと仁尾淳史だ。
仁尾は、辺野古のキャンプシュワブゲート前から連日ツイキャス中継をしている。
基地建設の資材、機材の搬入を阻止しようと、市民たちがゲート前に座りこむ。機動隊は力づくで、座り込みの市民たちを引きはがす。
仁尾はこの模様をライブ映像で伝える。辺野古に対する政府の姿勢を肌身で知っている男だ。
「辺野古のことを考えたら瑞穂さんしかいない。沖縄では絶大な信用だからね」。仁尾は押っ取り刀で上京してきた理由を話す。
「福島瑞穂ずんずん街宣」中継班のKEITAROU(ハンドルネーム)さんも会社を休んでの手伝いだ。
選挙最終日(9日)まで有給休暇を取っているという。「(福島が)もし落ちたらヤバイでしょう」と目を吊り上げた。
前出の仁尾が応援演説のマイクを握った ―
「99%の声を、沖縄の声を、国政に届けてくれる福島瑞穂に力を貸して下さい。もう一度国会に戻してください」。 (敬称略)
~終わり~