イスラエルという国家による同時無差別テロが起きた。
28日午後5時(日本時間午後11時)頃、ガザ市内の 通り にイスラエルの無人攻撃機から対人ミサイルが発射された。ミサイルは 通り で遊んでいた子供たちを直撃、10人が死亡した。
現場は「シャーティ難民キャンプ」の前。血まみれの肉片とサンダルが散乱していた。
殺されたのは同難民キャンプの子供たちだった。祖先は1948年のイスラエル建国で故郷を追われた。祖先が難民として流れ着いた地で、子孫はイスラエルに殺されたのである。
病院の医師が爆撃に遭った子供たちの死亡を確認すると、ファミリーや近隣の青年たちが遺体をモスクまで運んだ。
「エルサレム(イスラエル)は数100万のパレスチナ人を殺すつもりだ」「アラー・アクバル」…怒りの合唱がガザの街に響いた。
モスクで短い祈りを済ませるとすぐに埋葬した。墓地の上空を無人攻撃機が不気味な飛行音をあげながら旋回する。つい1~2時間前、子供たちに対人ミサイルを撃ち込んだ機体だろう。
子供たちはラマダン明けで真新しい衣装に身を包み、親に買ってもらったオモチャで遊んでいた最中だった。
ほぼ同時刻に、ガザ市のアル・シファ病院がイスラエル軍に爆撃された。壁が破壊されるなどしたが、奇跡的に死傷者は出なかった。(第一報は死者2人、傷者10人だった)
アル・シファ病院は世界各国から緊急医療支援の医師らが訪れ負傷者の治療にあたっている。
ガザでは最も安全な場所であると思われているため、病院の庭や軒先は避難者で一杯だ。あわや大惨事になるところだった。
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