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【沖縄県知事選挙】玉城陣営「ボールは調整会議の手の中にある」 慎重に見極め

 翁長知事が死去直前に後継者として挙げたとされる音源に疑義ありとして、玉城デニー氏への支持を保留していた沖縄県議会・中道保守の「会派おきなわ」が、全会一致で玉城氏を推すことを正式に決めた。きょう(23日)午前、記者会見し …
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「会派おきなわ」の記者会見。「音源前提ではなく玉城氏が県知事候補として適任である」とした。=23日午前10時、沖縄県議会 撮影:田中龍作=

【沖縄県知事選】玉城氏 環境整わなければ「出馬辞退」の声が出ることもありうる

 翁長知事の選挙を支えてきた「オール沖縄」が、まだ戦う態勢に突入していない。オール沖縄側と玉城デニー衆院議員(沖縄3区・自由党幹事長)側との懸命の調整が続く。  玉城は21日上京し、政治の師と仰ぐ小沢一郎・自由党代表に事 …
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緊迫した調整が続いているのだろう。玉城氏の携帯には ひっきりなしに 電話がかかる。=20日、沖縄(旧コザ)市 撮影:筆者=

玉城デニー氏単独インタビュー 「米国の血を引いた私の言うことの半分は聞いてもらう」

 「知事選出馬へ」の見出しが躍り、いま最も注目を浴びる政治家の玉城デニー衆院議員(沖縄3区・自由党幹事長)が20日、『田中龍作ジャーナル』の単独インタビューに応じた。  玉城は米兵の父とウチナンチュの母との間に生まれた。 …
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コミュニティ・ラジオ局「FMコザ」のトーク番組に飛び入りで出演した玉城氏。話題は知事選に集中した。=20日、沖縄市(旧コザ) 撮影:筆者=

【沖縄県知事選挙】翁長後継 玉城デニー氏、オール沖縄の条件整えば出馬 

 翁長知事の死去に伴いオール沖縄の後継者選びを続けていた「調整会議」は、玉城デニー衆院議員(沖縄3区・自由党)に一本化する方針を固めた。玉城氏は条件が整えば出馬する可能性がある。沖縄県政界関係者が明らかにした。  条件と …
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翁長知事の告別式に参列した玉城デニー衆院議員。この頃からすでに「デニーさん、知事選に出てほしい」という声が有権者の間からあがっていた。=13日、那覇市大典寺 撮影:筆者=

【辺野古発】県知事選への目くらまし 埋立て土砂投入延期

 翁長知事が命と引き換えにストップをかけた。政府はきょう17日に予定していた辺野古埋立ての土砂投入を延期した。正午現在、土砂を積載した台船が大浦湾に入った、との情報はない。(辺野古と同じ名護市の本部港沖に停泊していた台船 …
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台風の影響で波浪注意報が出るなか沖に出て抗議のプラカードを掲げる市民。写真奥は建設が進む米軍新基地。=17日午前、辺野古沖 撮影:筆者=

【辺野古発】埋立て土砂投入はホントに延期されるのか 台船は名護沖に待機

 政府は明日17日に予定していた辺野古埋め立ての土砂投入を延期した、との見方が広がる。9月30日投票の沖縄県知事選への影響を考慮したためとされる。  ただ、辺野古と同じ名護市の本部港沖には、赤土などを満載した台船6隻が待 …
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辺野古新基地を抱える米軍キャンプシュワブのゲート前はいつにも増して緊迫した。=16日朝、名護市 撮影:筆者=

【辺野古発】「新基地反対」の貼り紙、全て撤去 

 在日米軍基地キャンプシュワブと辺野古漁港脇の砂浜を隔てるフェンスがある。「ここから先は俺たちの領土なんだよ」。宗主国の威厳を誇示するかのように“聳え立つ”。  「オスプレイ出て行け」「ジュゴンの海を埋め立てるな」・・・ …
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『アフター』:鉄とコンクリートの構造物が砂浜を切り裂く。この前に立つと厳然としてある米軍の力を感じざるを得ない。=14日、辺野古 撮影:筆者=

【那覇発】 敵も味方も翁長知事惜しむ きょう告別式、鳩山元首相の姿も

 膵臓ガンで死去した翁長雄志・沖縄知事の告別式がきょう13日、那覇市の大典寺で営まれた。地元政財界はじめ中央政界からも多数の弔問客が訪れた。在日米海兵隊からはトップのエリック・スミス中将が参列した。  辺野古・新基地建設 …
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告別式には政治家や財界人ばかりでなく一般市民も参列した。=13日、那覇市・大典寺 撮影:筆者=

アラファト議長と山城議長 ジャーナリズムの差が明暗分けた

 「アラファート・イズ・イン・ライフルエリア(アラファト議長はライフルの照準器の中に入っていた)」。  イスラエル軍のレバノン侵攻を指揮したシャロン将軍(後に首相)の側近から直接聞いたことがある。話の内容はこうだ―  1 …
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壁の向こうはイスラエル。アラファト議長に似つかわしい場所に描かれた壁画だ。=ウエストバンク 撮影:田中龍作=

辺野古で逮捕された大袈裟太郎は権力にとって目障りだった

昨日(10日)、釈放された沖縄在住の大袈裟太郎氏に電話取材し、逮捕当時のもようを再現してもらいました。  「停止棒を奪い取ったでしょ。窃盗の現行犯で逮捕します」。沖縄県警のS警部補はこう告げると被疑者に手錠を打ち込んだ。 …
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大袈裟太郎氏(左)と写真家の島崎ろでぃ氏。島崎氏も沖縄で逮捕された経験がある。米軍ヘリパッド建設のため高江の原生林が大規模伐採されていく様子をカメラで克明に記録していたのだった。=7月、都内 撮影:筆者=