衆院解散を明日(16日)に控え「国民の生活が第一」が今夕、有楽町で街頭演説した。
夜の帳が降りきったイトシア前。街宣車に乗った森ゆうこ参院幹事長(左)らが「脱原発」「消費税増税反対」など党の基本政策を訴えた。
冬の到来を告げる木枯らしが吹きつけるなか、勤め帰りのサラリーマンなどが足を止めて演説に耳を傾けた。街宣があることをネットで知り、埼玉から駆けつけた主婦の姿もあった。
「3年前の選挙で民主党に入れたが、『3・11』以来マスコミに騙されていたことに気付いた。目からウロコが落ちるようだった」(都内主婦・40代)
「小沢さんをめぐる一連のマスコミ報道をかつては信じていた。だが、捏造だったことに気づき、それ以来小沢支持になった」(自営業者=都内男性・50代)
「もともとは民主党支持だったが、(消費税で)嘘をつかれた。許せない。脱原発、『脱米倉』ができるのは『国民の生活が第一』だけ」(埼玉主婦・30代)
筆者は決して誘導尋問しているわけではない。演説に耳を傾ける有権者たちは異口同音に「民主党に裏切られた」「マスコミに騙されていた」と答えた。
年内に総選挙が行われるため、「国民の生活が第一」は政党交付金を受け取れないまま選挙に臨まなければならない。候補者もまだ揃っていない。そこを野田政権と財務省に見透かされた格好だ。それでも街頭に集う有権者の反応を見る限り、相当に票が出そうだ。
《文・田中龍作》
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マスコミが意図的に小さく扱う「国民の生活が第一」を拙サイトでは等身大のサイズで伝えてゆきます。