年別アーカイブ: 2019年

【香港発】独立ほのめかす人間の鎖 香港中つながる

 中国共産党幹部の神経を逆なでするイベントが今夜香港であった―  今から30年前のきょう(8月23日)、ソ連の強権支配下にあったバルト3国(エストニア、リトアニア、ラトビア)で、200万人がヒューマンチェーンを作って独立 …
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午後8時、参加者たちはスマホのライトをかざしながら手をつないだ。=23日、湾仔付近 撮影:田中龍作=

【香港発】政府系ギャング襲撃事件に抗議の立て籠もり  ゲリラ戦術で警察を煙に巻くデモ隊

 「政府に雇われたギャングたちによるデモ隊潰しだ」。疑念と反発が、駅構内の立て籠りとなった ―  デモ参加者が「三合会」と見られるギャングたちに襲われ、45人が重軽傷を負った元朗事件から、21日でちょうど1ヵ月が経つ。 …
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デモ隊は機動隊の来襲に備えた。=21日夜、元朗駅 撮影:田中龍作=

【香港発】要塞化する警察本部 力で抑え込めば治安悪化

 東京桜田門の警視庁がこんな姿になることを果たして想像できるだろうか?  香港島中心部にある香港警察總部(=本部)。3m近い高さのバリケードで周囲を固め、制服警察官たちが絶えず巡回する。バリケードの傍にも張り付いている。 …
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どでかいバリケードが警察總部庁舎を囲い込む。=20日、湾仔 撮影:田中龍作=

【香港発】消された政府批判の落書き 本領発揮し始めた中国の言論統制

 有力紙の社長(※)が「(天安門事件で戒厳令を発動した)李鵬(首相)は大バカ」と言えるほど言論の自由があるのが返還前の香港だった。(※蘋果日報=Apple Daily 創業者の黎智英)  落書きは言論の自由の象徴ともいえ …
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【アフター】落書きという落書きはきれいに消えていた。警察批判などはなかったかのようだ。=20日、政府本部庁舎前 撮影:田中龍作=

【香港発】急加速する中国の締め付け 「革命」を唱え始めた若者たち

 中国人民解放軍・駐香港基地の外観を撮影していたら、制服警察官2人がすっ飛んできた。「Your nationality?」と詰問が始まった。  香港外國記者會(FCCHK)で発給してもらったプレスカードを見せたところ、警 …
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落書きをチェックする警察官。スマホで撮っているのは私服刑事。=19日、金鐘 撮影:田中龍作=

【香港発】病院に行くと逮捕される 警察が招いた巨大デモ再び

 「香港人ホンコーナー、加油チャーユー」。シュプレヒコールをあげながら大挙して道路を流れて行く人々をみた時、「もうデモが始まったのか?」と、焦った。午後1時過ぎのことだ。  集合時刻は午後2時、デモ出発時刻は午後3時であ …
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「撃つな」。抗議の意志を表すためガーゼを目に当てた参加者が目についた。=18日、コーズウェイベイ 撮影:田中龍作=

【香港発】危うい綱渡り続く警察とデモ隊のパワーバランス

 16日深夜、デモ隊関係者からメールが届いた。「デモコースを変更したことで警察の許可が出た」と。  17日、九龍半島のハンホㇺからトカワンの間でのコースで予定されていたデモは、警察の許可が降りなかった。それでもデモ隊は決 …
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デモは大通りに限って許可された。間違っても市街戦にはならない。=17日、香港 撮影:田中龍作=

【香港発】市民が頼るBNO旅券 迫りくる中国の恐怖

 政治犯を中国に引き渡す条例の完全撤回などを求める集会が16日夜、香港島中心部の公園であった。  主催は学生団体だったがオッサンもオバサンも労働者も参加した。会場のチャーターガーデンは参加者で超満員となり、人々が道路上に …
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カメラが向くと男性は英連邦旗を掲げてみせた。=16日、香港 撮影:田中龍作=

【会計報告】6~7月期

参院選挙取材で多忙を極めたため、会計報告が遅くなりました。まずもってお詫び致します。 ■6~7月の支出  189万372円 香港取材、選挙取材で出費がかさみました。何とぞ御理解お願い申し上げます。    ■6~7月に皆様 …
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「進次郎、滝クリ」でコミ選再び

 「進次郎と滝クリ」。マスコミ挙げての大騒ぎを見て父親の小泉純一郎首相(当時)を思い出した。  小泉首相が仕掛けた郵政選挙(05年)も今回同様、マスコミが総動員された。郵政が民営化されれば、世の中すべてバラ色になるかのよ …
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進次郎議員はどこに行ってもマスコミに囲まれる。口調は勇ましいが驚くような話はない。=昨年3月、自民党大会 撮影:田中龍作=