14日の野党合同ヒアリングで内閣官房の中井亨参事官が「5月9日に紙媒体(の招待者名簿)を捨てた」と回答。
この日は共産党の宮本徹議員が桜を見る会について内閣府に聞き取りを始めたタイミングだった。
菅官房長官は、15日の記者会見で、5月9日の破棄を否定せず、内閣官房の対応は当然だとした。
「桜を見る会の招待者名簿については(中略)これを全て保存すれば個人情報を含んだ膨大な量の文書を適切に管理する必要が生じることもあり(中略)終了後遅滞なく廃棄する・・・」(官房長官、15日午前の記者会見)
ところが、昨年、桜を見る会に招待された報道関係者のところに、内閣府から電話がかかってきて、「今年はどうされますか?」と聞かれたという。杉尾秀哉議員(立民)が14日の野党合同ヒアリングで明らかにした。
菅官房長官が記者会見で答えた「(桜を見る会)終了後、遅滞なく処理する」は事実に反するのである。虚偽回答だ。
1万人以上の人を招待するのに、前年の名簿がなかったら、一から調べ直さなくてはならない。物理的に不可能である。
政府ぐるみでアベ首相を庇おうとしているが、後援会の招待はあまりに大規模で豪勢であるため隠せなくなってきた。
「桜を見る会」の前夜祭でアベ首相が後援会員にスピーチし、当日は後援会員と会場の開門前に記念撮影する―
「総理が知らなかった」は通用しない。絶体絶命だ。
~終わり~