加計学園の誘致をめぐって地元対策にあたったとされる山本順三参院議員(自民)の国政報告会が今夕、今治市民ホールであった。
市民ホールという公共施設なのだが、市民とメディアはシャットアウトされた。後援会員と一部市議会議員などに限られた。秘密会議である。市議会議員は中村卓三議長をはじめ6人が確認された。
山本氏が県議会議員の頃から応援していながら、現在は加計誘致反対の立場をとる男性2人がいた。
彼らは後援会員ではないという理由で入場を拒絶された。後援会事務所との間で「入れろ」「入れさせない」の押し問答となった。
山本氏は総裁派閥の清和会に所属する。『週刊文春』によると下村博文文科相(当時)の紹介で2014年4月23日、加計側を紹介された。
同年10月17日、山本氏は赤坂の料亭で加計孝太郎理事長、下村文科相らと会食をしている。
昨年の参院選挙では、安倍昭恵夫人が国家公務員の秘書を伴って、山本候補のために今治市に応援に入っている。
国政報告会からシャットアウトされた市民とメディアは、出待ちをして山本氏のコメントを求めようとしたが、一言も答えなかった。
報告会に出席した後援会員によると加計学園の話は、後半で出てきたという。出席者たちは内容についてはいずれもノーコメントだった。
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