
=ガザはイスラエル軍の爆撃で廃墟に 撮影:田中龍作=
海外メディア各社によれば、トランプ大統領は30日、「ハマスが武装解除に応じた」と表明した。具体的には和平履行の国際監視組織「平和協議会」との間で。
ただしイスラエル政府当局はノーコメントである。(日本時間31日正午現在)
BBCによればハマス側も武装解除を発表している。トランプの「ガザ停戦」発表には幾度となく裏切られてきた。まさに狼少年である。

爆撃が迫ったため家を捨てて南へ向かう家族=ガザ、撮影:田中龍作=
言うまでもないことだが、ネタニヤフとハマスは持ちつ持たれつの関係である。
戦争を続けてもらうためにネタニヤフはハマスに送金しているのだ。ガザ戦争の真相を描いたドキュメンタリー映画『ネタニヤフ調書』で明らかになっている。
ガザにハマスが存在する限り恒久停戦、恒久和平は考えにくい。だがここに来て変化が表れた。
ユダヤ人入植者とイスラエル軍が一体となっての西岸(ウエストバンク)への侵攻である。これまでの西岸攻撃とレベルが違う。
民家への放火は日常茶飯事だが、モスクにまで火を点ける。農地を荒らす。攻撃はほぼ連日あり、目を背けたくなるほど凶暴である。
ユダヤ人入植地はイスラエル政府が承認しているだけで160ヵ所。極右のスモトリッチ財務相は新たな入植地19ヵ所を承認している。
ユダヤ人入植地はパレスチナ人の土地を奪うことで作られる土地だ。国連は国際法上、違法であるとしている。

=西岸ジェニン、丸腰の少年はイスラエル軍に撃たれ負傷した 撮影:田中龍作=
ヨルダン川西岸はガザの約15倍の面積を持つ。(西岸は三重県とほぼ同じ。ガザは東京23区の半分)
平たんなガザと違って西岸は無数の山があり、起伏に富む。
ゲリラ戦ともなればイスラエル軍は苦戦する。パレスチナ住民にも甚大な被害をもたらすだろう。
イスラエル軍の侵攻を止めることができる勢力はどこにもいない。それが世界の現実だ。
~終わり~
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パレスチナもレバノンも田中のホームです。現場で取材しないことには本当の惨状が伝わりません。





