
警察はカマボコ(機動隊員輸送車)を貼りつけデモ参加者を灼熱地獄に押し込めた。=19日、国会図書館前 撮影:田中龍作=
日本の警察は巧妙だ。ウヨクを上手に使ってデモを弾圧できるのだから。
恒例の『NO WAR!憲法変えるな!』デモが19日午後、国会正門前で行われるはずだった。
主催者のひとり菱山南帆子さんが昼前に場所取りに行ったところ、すでにウヨクが先に来ていて、いつもの正門前の会場を占拠していた。(菱山さんのツイートにもとづく)
『NO WAR!憲法変えるな!』デモは何週間も前から告知していた。明らかにウヨクの嫌がらせである。
菱山さんは警察に交渉を頼んだが、警察は「自分らでしろ」と突き放した。ウヨクからは「菱山南帆子撲滅作戦」という名の殺害予告まで出ており、彼女が交渉できるわけもない。(菱山さんのツイートにもとづく)

車道に出たデモ参加者を歩道に押し戻す警察。=19日、国会図書館前 撮影:田中龍作=
デモ会場はやむなく国会図書館前に移されることになった。正門前に比べるとはるかに狭い。炎天下、2万5千人もの参加者が鮨詰めになった。オッサンたちの口臭、加齢臭でむせ返った。
案の定、熱中症で倒れ救急搬送される参加者も現れた。主催者は参加者たちに日陰となっている車道に出ることを勧めた。
灼熱地獄に置かれた参加者たちは車道に出た。決壊である。日曜日の国会前は、ほとんど通行量がないのだから、警察は熱中症予防のため車道に出ることを認めるべきだった。人道措置である。
ところが警察は力づくで参加者を歩道に押し戻した。熱中症なんてお構いなしだ。顔色ひとつ変えずユダヤ人を虐待したナチスさえ思い起こさせた。

市民団体が予定していたデモ会場を占拠するウヨク。それをガードする警察。=19日、国会正門前 撮影:田中龍作=
問題は次回からの『NO WAR!憲法変えるな!』デモだ。事前告知すればウヨクが来る。かといって参加希望者のためにも告知しなければならない。
警察はデモ断念に追い込みたいのだろうか。
~終わり~
◇
田中龍作ジャーナルは読者のお力により維持されております。





