自衛隊新基地建設の是非などを問う宮古島市長選。きょうは翁長知事が基地建設反対の候補を応援するため島に入った。
市長選挙には賛成派と反対派が2人ずつ立候補し、舌戦を展開している。賛成派、反対派ともに分裂選挙となる。「オール沖縄」は成らなかった。
翁長知事が推すのは前県議会議員の奥平一夫候補(67歳)だ。
奥平氏は県議会議員時代、翁長県政を支える会派(無所属)のメンバーとして「オール沖縄」の中心にいた。ミサイル部隊が配備される自衛隊の新基地には断固反対の姿勢だ。
街頭演説で知事は「基地で抑止力を作るのではなく、平和地帯としてアジアの発展に尽くしていく」と訴え、奥平候補への投票を呼びかけた。
奥平候補も反基地の持論を展開した ―
「『観光業者からオスプレイを飛ばさないようにしてくれ、あれが来ると観光客が来なくなるんです』と言われた。
これ以上の自衛隊配備はダメなんですよ。もっと観光産業を伸ばして、もっともっと私たちの暮らしを良くしていこうではありませんか」。
基地で雇用が増えるという間違った刷り込みがあるが、沖縄特有の豊かな観光資源を活かした方が多くの雇用を生み、お金も落ちる・・・沖縄はいつもホテルが満室という状況ひとつ見ても、それが分かる。
宮古島市長選挙は、基地問題を根底から問う選挙でもある。
宮古島市長選挙に立候補しているのは4人。
自衛隊新基地容認派:
・現職で3選を目指す下地敏彦氏(自民推薦・71歳)
・前市議会議長の真栄城徳彦氏(67歳)
反対派:
・前県議会議員の奥平一夫氏(67歳)
・医師の下地晃氏(社民、社大推薦・63歳)
投票日は22日。即日開票。
~終わり~
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