自民大臣経験者が山本太郎に激励のTEL 「頑張ってくれ」

「山本太郎現象」をメディアも無視できなくなった。12日には初の囲み取材が行われた。当然、官邸へも取材メモがあがる。=12日夜、品川 撮影:田中龍作=

「山本太郎現象」をメディアも無視できなくなった。12日には初の囲み取材が行われた。当然、官邸へも取材メモがあがる。=12日夜、品川 撮影:田中龍作=

 自民党の大臣経験者にして現役の国会議員が12日、れいわ新選組の選挙事務所に電話を掛けてきて、山本太郎を激励した。「頑張ってくれ」と。山本本人がこの日の街宣で明らかにした。

 感想を聞くと、山本は「グッと来た」と言って声を詰まらせた。そして続けた―

 「自民党の中にも良心があることは分かっていたが、電話を掛けてくるということは凄く勇気のいること」。

 財界や労働組合に頼らなくても市民がコントロールできる政治の受け皿作りを、山本は目指す。
  
 「プラットフォーム(受け皿)さえ作って、組織や企業の票じゃなくても勝てるってことが分かったとしたら、自民党からも移って来ると思いますよ」

 「自民党からも野党からもそういう気持ちがある人は移って来ると思う。これが機能したら面白くなるんじゃないかと思います」。

れいわの街宣では三色旗があがる。右にも左にも宗教者にも共感を呼ぶ。=12日夜、品川 撮影:田中龍作=

れいわの街宣では三色旗があがる。右にも左にも宗教者にも共感を呼ぶ。=12日夜、品川 撮影:田中龍作=

 「政治を動かすのは一般の方々ってことです。本当に政治家の方々がこれで勝てるんだと分かった時には、本当に心ある人が集まってくる可能性はあると思う」。

 山本は「ゴリゴリの保守である」と自己分析する。「アジアに対する安全保障を声高に叫ぶよりも国民の生活と尊厳を守るのが真の保守」という思想だ。自民党の中に共感者がいても不思議ではない。

 「税金はない所から取るな。ある所から取れ」。持論のベースは明確な階級闘争である。共産党が引っ込めたものを、山本は表に引きずり出した。

 政治の受け皿ができれば、右も左も糾合できる。日本が経験したことのない「下からの革命」は、その時、現実のものとなる。

 すべては選挙結果しだいだ。

  ~終わり~

   ◇
山本太郎という希望を失ってはなりません―

風前の灯となりつつある私たちの自由と尊厳を守るために戦う・・・山本太郎の革命を、田中龍作は最後まで見届けます。

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