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【ガザ】エイドワーカーが “誤爆” される理由

 「ん、これは爆撃すると厄介なことになるかな?」…イスラエル軍は躊躇した時、ドローンの高度を思い切り下げる。ヒット可なのか、不可なのかを確認するためだ。  耳に飛び込んでくるドローンのエンジン音は、耳の傍で草刈り機がワン …
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これがガザに降り注ぐ砲弾だ

 「プシュン」。ダンプカーのエアブレーキを鋭くしたような音と共に戦車から砲弾が発射される。  周囲の空気を圧縮するのだろう。取材車の窓ガラスがミシミシと音を立てた。  「ドカーン」あるいは「ドーン」というのは距離のある場 …
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蚊取り線香が蘇らせるアジアで一番長い内戦と拷問部屋

 暖かくなり早速、蚊に悩まされ始めた。我が家は昨夜から蚊取り線香を焚いている。  蚊取り線香の匂いを嗅ぐと凄惨な思い出がよみがえる。  20年も前になるが、アチェの内戦取材でインドネシアのジャングルに入った時のことだった …
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パレスチナの「日本通り」

 一部マスコミ報道によると日本政府は米国に追随し停止していたUNRWA(国連パレスチナ難民救済事業機関)への支援を再開する方向で検討を始めた。  UNRWAによると日本政府は年間3千万ドルを拠出している(2022年)。世 …
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ウクライナはそれでも戦う 「我々には選択肢がない」

 2022年2月24日未明、キーウ空港方面に雷が落ちたような激しい爆撃音が響いた。私は投宿先のホテルからタクシーを走らせた。空港は治安部隊によって封鎖されていた。  道路は西に向けて脱出する人々で大渋滞だ。  ロシアがウ …
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【ラファ】大量虐殺はこうして証拠隠滅する

 イスラエル軍のラファへの陸上侵攻は秒読み段階に入った。  ハマス掃討で非戦闘員に多大な犠牲者が出ることは免れない。これまでの死者2万8576人(ガザ保健省・14日現在)という数字がそれを物語る。  イスラエル軍にしてみ …
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【ガザ】ラファはこんな所だ イスラエル軍の地上侵攻迫る

 日本を除く国際社会がイスラエルのラファ侵攻を止めようと懸命の外交努力を続ける。  ヨルダンのアブドラ国王はワシントンに飛びバイデン大統領に直談判をした。カイロでは関係国が停戦を目指して首脳会談を持つ。  ところが米国に …
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ラファの大虐殺を防ぐには エジプトの革命に学ぶ

 約150万人が避難するガザ最南端のラファ。狭い街はパレスチナ住民がひしめく。  国際社会の制止をものともせずイスラエル軍は陸上侵攻するのか。侵攻すれば非戦闘員の死傷者は測り知れない。世界は固唾を呑む。  BBCがラファ …
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ファシズムはあっと言う間にやってきて、私たちを弾圧する

 カナダに逃れている香港の民主活動家・周庭さんの逮捕容疑のひとつに「国家安全法違反」がある。  2019年6月、来日した周庭さんは明治大学で「香港の民主化運動」について講演した。それからわずか2ヵ月後の8月、国家安全法違 …
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ネタニヤフ首相の戦争は収拾がつかないフェーズに入った

 イスラエル軍は2日、レバノンの首都ベイルートの南郊ダヒーヤをドローン爆撃し、ハマス幹部のサレハ・アル・アロウリ氏らを殺害した。  BBCはしばらく蜂の巣をつついたような騒ぎとなった。ハマスの幹部が殺されたからではない。 …
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