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今明かす「紛争地域取材術」~その2~

 【取材の成否はコーディネーターで決まる】  知らない地で取材するには案内役が必要だ。あそこに行けばこんな光景があり、その話はあの人に聞くと分かる。こうしたアレンジをしてくれるのが現地コーディネーターだ。  優秀なコーデ …
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タハリール広場の北側地区。ムバラク支持派の住民が多い。外国人ジャーナリストの多くはここでボコボコにされたり軍に突き出されたりした。(カイロ市内。写真:筆者撮影)。
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今明かす「紛争地域取材術」 ~その1~

 筆者は生来悪運の強いタチなのだが、運だけでは紛争地域で降りかかる災厄を潜り抜けることはできない。戦争状態や革命の最中であったりして治安が機能していないからだ。警察そのものが市民や外国人に対して「悪さ」を働くのも紛争地域 …
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『反ムバラク派』の市民による検問。「ヤパン、ケンチャ(=日本人ジャーナリスト)」と言ってパスポートを提示し、チェックポイントを通過する毎日だった。(写真:筆者撮影)。
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【カイロ発】殉教者たちが支えた市民革命

 1月28日、蜂起後初の金曜礼拝の日だった。タハリール広場には「打倒ムバラク」を叫ぶ十数万人が集いアラーの神へ祈りを捧げていた。衣擦れの音が厳粛さを感じさせる。  広場は治安警察が取り囲んでいた。言論の自由を徹底的に封じ …
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治安警察に射殺された若者たちを慰霊するための献花台がしつらえられた。(タハリール広場。写真:筆者撮影)
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【カイロ発】ネットで蜂起、市民革命勝利

 11日午後6時、スレイマン副大統領がムバラク大統領のステップダウンを正式に発表すると、タハリール広場は大きな爆発音のような歓喜が沸き起こった。半信半疑だった昨夜と違って人々の喜びの声は力強かった。  「市民が独裁体制を …
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ムバラク大統領が結局は辞任を否定した前夜と違い人々の喜びの声は力強かった。(11日夜、タハリール広場。写真:筆者撮影)
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【カイロ発】反ムバラク派、国営放送に突入図る

 ムバラク大統領が引続きの最高権力者の座に留まることを表明したため「反ムバラク派」の怒りは収まらない。「続投表明」翌日の11日、反ムバラク派は「エジプト国営放送」に突入をはかった。  朝鮮中央放送がそうであるように独裁国 …
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反ムバラク派のデモ隊は国営放送の玄関前まで突進した。戦車が張り付き、2階バルコニーには兵士が銃を持って構えているのが見える。(11日、カイロ市内国営放送前。写真:筆者撮影)
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【カイロ発】束の間の“ムバラク辞任” 大荒れ必至のデモ

 「ムバラク大統領が間もなくステップ・ダウンをアナウンスする」、CNNテレビが速報すると筆者はカメラをひっつかんでホテルを飛び出した。通りはタハリール広場に向かう人々の洪水だった。車のクラクションがけたたましい。  青年 …
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タハリール広場を包んだ歓喜は束の間のものだった。やがて怒りが天を突くようなブーイングが起きた。(10日夜。写真:筆者撮影)
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【カイロ発】携帯写メールが見守る市民革命

 「オブザーバーの動画撮影は禁止」などと前時代的なことを金科玉条に掲げる総務省記者クラブの面々が見たら卒倒を起こしそうな光景がタハリール広場で展開されている。  仕事を終えて広場に繰り込んだ市民が携帯電話の内蔵カメラで戦 …
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戦車前に座り込んだ「ムバラク打倒派」の人々を携帯電話の内蔵カメラで撮影する市民。(タハリール広場。写真:筆者撮影)。
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【カイロ発】「ここ数日でエジプトの将来が決まる」

 タハリール広場南入り口は外国人はじめ多くの人々が利用する。軍のチェックを潜ると人々を迎えるのは「打倒ムバラク派」のシャンテだ。「ムバラクは出てゆけ」「エジプト国民に自由を」・・・ドフと呼ばれる打楽器が打ち鳴らすリズムに …
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広場南入口は阿波踊りを思わせるノリに包まれる。「打倒ムバラク派」の歓迎に踊りだす市民も珍しくない。(9日、タハリール広場。写真:筆者撮影)
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【カイロ発】仕事終え、タハリール広場へ

 筆者が投宿するホテルはタハリール広場から南へ約1キロの所にある。午後ともなれば広場に入ろうとする人々が長蛇の列をなし、最後尾はホテルの前に届く。  仕事を終えた市民が広場に繰り込むのである。子供を抱いた夫婦、家族連れ、 …
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市民革命のエネルギーが弾ける。筆者が投宿するホテルは前方の奥にあるのだが、人で埋め尽くされているため大きく迂回しなくては戻れなかった。(8日午後、タハリール広場。写真:筆者撮影)。
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【カイロ発】「誰も新聞・テレビを信じちゃいない」

 外国人記者が出入りするタハリール広場の南入り口付近でギョッとするプラカードを目にした。「Egyptian Press Deceiving Us=エジプトのプレスは我々を騙している」。英語で書いているのは外国人記者を通じ …
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メディア不信を外国人に訴えるプラカード。新聞・テレビへの強い疑念も市民革命の背景にある。(8日、タハリール広場。写真:筆者撮影)
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