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止められないウクライナ戦争

 同じ悪夢が繰り返されそうだ。ウクライナ紛争はミンスク合意を受けて15日、停戦が発効した。  だが昨年秋のミンスク合意同様、停戦は厳守されず、散発的な戦闘から本格戦闘へと発展する恐れがある。  米国びいきのポロシェンコ大 …
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ウクライナ軍の前線は緊迫した空気が張りつめていた。=2014年11月、ドネツク州ボルノボハ村 写真:筆者=

「米製兵器買え」ってことか ウクライナ危機

 アメリカ人がオープンなのには驚く。オープンというより「あからさま」と言った方が正確だろう。  19日、キエフのヒルトンホテルで開かれた「ユーロマイダンから1年」と題するシンポジウム。二人は会場に到着するなり近づいて顔を …
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旧知の間柄のように話すジェフリー米大使とハンナ議員。ハンナ議員は先月末、国会議員に初当選したばかりなのだが…。=19日、キエフ 写真:筆者=

米強欲資本が姿を見せた 「ウクライナ危機」

 これほど舞台裏を見せてくれる催しが、かつてあっただろうか? 米国の強欲資本主義が「ウクライナ危機を仕掛けたのはウチだよ」と名乗り出たようなものである。  19日、首都キエフのヒルトンホテルで「マイダンから一年」と題する …
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「ロシアの戦車に脅えるな」。ジェフェリー・パイアット米国大使は、ウクライナの政財界人に檄を飛ばした。=19日、キエフ 写真:筆者=

【ウクライナ発】 「年金をもらえない」

 タイトルを見てギョッと思った方も少なくないだろう。日本のことではない。ウクライナ東部の混乱だ。  ポロシェンコ大統領が、ドネツク州とルガンスク州の親露派支配地域での公共サービスを打ち切る大統領令を公表したことは、前稿( …
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当局者に詰め寄る年金受給資格者たち。=17日、マリウポリ社会保険事務所前 写真:筆者=

【ウクライナ発】  親露民兵「誰も戦争なんてしたくない」

 今月2日にドンバス地方(ドネツク、ルガンスク)独自の議会選挙と首相選挙を決行し、意気あがる親露勢力。16日、筆者は彼らの支配地域に入った。  ドネツクの街は、まるで新国家が誕生したような熱気に満ちた大看板が溢れている。 …
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戦士をフィーチャーした看板が街の真ん中に掲げられていた。戦争をしている地域ならではの風景だ。=ドネツク市内 写真:筆者=

【ウクライナ発】 民兵司令官 「ロシアの本格攻撃は3~5か月後」

 「欧米の砦」が風雲急を告げているようだ―  マリウポリ市当局者は14日、クライシス・メディアセンターの記者会見で、「緊急時の訓練放送を昨日(13日)、行った」と明らかにした。  当局者は「親露勢力」「砲撃」などの言葉は …
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‘I love Mariupol’ 行政当局がつい2~3日前に掲げた看板。不安に苛まれるマリウポリ市民を鼓舞しているようだ。=14日、レーニン通り 写真:筆者=

【ウクライナ発】 本格介入の口実探すロシア

 クリミア半島につながるアゾフ海で11日、機雷が爆発する事件があった。    マリウポリのクライシス・メディアセンターが毎日開く記者会見で、爆発事件の内容を筆者は質問した。  当局者はウクライナ軍の見解として「ロシア軍が …
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資料写真。ロシア軍戦闘車両。=撮影:筆者=

【ウクライナ発】 親露勢力、「欧米の砦」15km手前に迫る 陥落はプーチンしだい

 「欧米の砦」がロシアの手に落ちようとしている―  ウクライナの戦略要衝にしてポロシェンコ大統領が死守せんとするドネツク州マリウポリ。東へ30km(※1)の街シロキナはすでに親露武装勢力の支配下にある。  シロキナに向け …
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ウクライナ軍の戦車は前線に到着するとすぐに砲身を親露勢力の支配地域に向けた。=11日、マリウポリ郊外 撮影:筆者=

【ウクライナ発】レーニン像跡に十字架 「ソ連時代に戻りたくない」

 猛烈なスピードで歴史のコマが逆回転しようとしている―「新東西冷戦」の最前線に立つマリウポリの人々は「ソ連時代に戻すまい」と懸命だ。  東京の日比谷公園にあたる「自由広場」。つい2~3週間前までは「レーニン広場」という名 …
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十字架を建てる人々。ウクライナ国旗を持つ少年がいる場所にレーニン像がそびえていた。=9日、ドネツク州マリウポリ 写真:筆者=

【ウクライナ発】「レーニン像と戦車」 親露勢力の支配地域に入った

 ドネツク州の州都ドネツク市とポロシェンコ大統領が同州の新しい州都に定めたがっているマリウポリは、車で2時間弱の距離(180㎞)しかない。  ドネツク市は親露勢力が実効支配し、彼らが自称する「ドネツク共和国」の首都となっ …
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巨大レーニン像の前に集って赤旗を振り、ソ連を懐かしむ人々。西側から来た筆者には別世界に思えた。=7日、ドネツク市 写真:筆者=