ビルマの春遠く 民主化弾圧続く

学生が暴漢に首を絞められる写真をかざしながら抗議する在日ビルマ人女性。=6日、ミャンマー大使館前 写真:筆者=

学生が暴漢に首を絞められる写真をかざしながら抗議する在日ビルマ人女性。=6日、ミャンマー大使館前 写真:筆者=

 スーチーさんが解放されたからと言ってビルマ(ミャンマー)に春が訪れたわけではない。

 民主化運動に取り組む学生への弾圧はいまなお続いている。5日、国家教育法に反対する学生のデモを警察が鎮圧、マスコミ報道によると10人が身柄を拘束された。

 鎮圧にあたって警察は暴漢数十人を使った。暴漢たちは学生に殴る蹴る、首をしめるといった激しい暴行を加えた。

 国家教育法は去年9月成立した法律で、政府による統制色が濃いことから、学問の自由をおかすとして、学生たちが反発を強めている。

「学生の拘束をすぐに解け、暴力はただちに止めろ」。在日ビルマ人の若者たちはシュプレヒコールをあげながらデモ行進した。=6日、ミャンマー大使館前 写真:筆者=

「学生の拘束をすぐに解け、暴力はただちに止めろ」。在日ビルマ人の若者たちはシュプレヒコールをあげながらデモ行進した。=6日、ミャンマー大使館前 写真:筆者=

 デモ隊が弾圧されるもようを撮影した写真はSNSで世界中をかけめぐった。

 翌6日、在日ビルマ人約100人が、品川のミャンマー大使館前で抗議の声をあげた。

 彼らの多くは、軍部による民主化運動の大弾圧があった1988年ごろから日本に逃れて来ている。頭には白髪が混じり、老眼鏡をかけている人も少なくない。

 彼らは本国に帰りたくても帰れない。ビルマ民主化同盟(NDB)のタン・スウェ議長は、「所持しているのは軍政が敷かれる(1988年)前のパスポートで、しかもブラックリストに載っているため入国できない」と話す。

 ミャンマーに春は訪れていないことが分かる。

 「スーチーさんの解放・政界復帰は、欧米からの投資を呼び込むためのポーズに過ぎない。まだ軍政が続いている」。在日ビルマ人の女性(50代)は、怒りをぶつけるように話した。

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